《診断に驚愕》自分や身内が精神科医さんから境界性人格障害と診断された、という相談がときどきあります。これがよく聞くとたんなるアダルト・チルドレンということが多いのです。まあ、たしかに、アダルト・チルドレンと境界性人格障害の方の性格傾向は、似ていなくもないのですが、なにしろレベルが違います。
《レベルが違う》ボーダー(境界性人格障害)の方がひそかに抱えている怒りは、並みたいていではありません。それが、怒りを出してよいところや、パートナーに向けて放出されるのです。アダルト・チルドレンの場合は、症状は境界性人格障害にくらべると多彩といえます。つまり、症状はさまざまです。
《なかには…》精神科医さんたちが、アダルト・チルドレンという使いかってのよい概念を知ってくれたらと思うのですが。なかには、アダルト・チルドレンについてよくご存じで、診断もきちっとなさっている精神科医さんもいらっしゃるようですが。