事例紹介

57、父親の役割りー社会の風のかよい道

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《昔のこと》子どもに問題がある場合、原因の多くがお母さんとの関わり方からくることが多いようです。それではお父さんは必要がないのかというと、そうでもありません。ここで当サイト運営者の父親がみごとに父としての役割りを果たした例を書かせていただきます。

《粘土を持ち帰る》当カウンセラーが幼稚園に通いはじめてすぐのことと思います。幼稚園に入ったら、粘土(ねんど)というすばらしいものに出会いました。私は、なんの躊躇(ちゅうちょ)もなく、この魅力的なおもちゃを家に持って帰ってきました。このように他人のものを持って帰るのが悪いとはつゆ思っていなかったのですね。多分たちまち母にバレたようです。

《あやしい雲行き》その晩のあやしい雲行きといったら…。私は、父と粘土の前に引きずり出されました。お白洲(しらす)みたいな場ですね。すでにヒクッ、ヒクッと泣いています。父は気まずそうにしていました。母に言いつかったけどたぶん娘を叱る役割はイヤだったのでしょう。

《叱られもせず》たったそれだけのことです。なんのお小言(こごと)もなかったように記憶しています。あのシチュエーションだけで、他人のものを持ってきてはいけないということを幼児は知ったのです。このように父親の役割りは、社会の風の通いみちであります。

《社会の掟》いわば、社会の掟(おきて)。父親には、世の規範を教える重要な役割があります。お父さんが、お母さんと同じように、子どもとべったりしていてはしようがありませんね。考えてみればお父さんは、お母さんよりも子どもとのあいだにもう少し距離感がありますね。必要な距離感が。

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