《胸をよぎる》当カウンセラーの愛読書のひとつ『つい頑張りずきる女性のための本』によると、「仕事癖、急ぎ癖、多忙癖、世話焼き癖」はどれも嗜癖なのだそうです。はっきりと断罪していました。世話焼き癖など、親切な人柄でよいのではないかと思えてしまいますが、これも嗜癖のひとつと言われると、ははぁ~んと胸をよぎるものがあります。
《子どもには気持ちが…》当カウンセラーの近親者にこの世話焼き好きがいて、ダンナさんは、その親切な人柄に惚れて結婚したのですが、子どもたちには気持ちがいかなくてさんざんでした。子どもからアダルト・チルドレンと指摘されていました。なぜ他人にはあれほど親切なのに、わが子には、他人と同じ程度に親切になれないのでしょうか。
《共依存とも》アダルト・チルドレン業界(!?)では、世話焼き好きという嗜癖をいともかんたんに共依存と呼んだりします。共依存は、男女間の問題をさすことが多いので、厳密な意味では、違うのでしょうが、当たらずといえども遠からずですね。
《ある種の潤滑油》しかしですね。世話焼き好きという社会の潤滑油がなくなったら、ちょっとさびしいと思いませんか。当カウンセラーも、上記の近親者の世話焼き好きには、現在もそうとうお世話になっています。「仕事癖、急ぎ癖、多忙癖、世話焼き癖」などの症状が現れているアダルト・チルドレンはかなり基本気質は強いほうで、病理的な症状はあまり強く出ないようです。心の中は、ともかくとして……。