心理学ニュース

28、2ちゃんねるは斉藤学先生がきらい?ーその1

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私が所属しているJUSTは、正式名称を日本トラウマサバイバーズユニオン(すごい名前ですね!)といって、斉藤学という精神科医が理事長をしています。斎藤先生はカリスマ性たっぷりの方。その斎藤先生の悪口が2ちゃんねるにいっぱい書かれているよとJUSTの仲間が言うのでのぞいてみました。するとあるわ、あるわ、それをついつい2時間半かけてぜんぶ読んでしまいました。私はなんというひまじんなのでしょう。それで感想は?ときかれたら、そうですね、みなさんよほど斎藤先生のことを好きなんですね、としか言いようがありません。

好きの反対はきらいではない、好きの反対は無関心だという言葉があります。マザーテレサの言葉だそうです。好きな人が自分の思ったとおりの言葉を言ったりしてくれないから、結果として「きらい!」という感情がわいてくるのです。きらいきらいも好きのうちという下世話な言葉があるではありませんか。

それから目についたのは、斎藤先生にかぎらず精神科医から「親ごさんとの関係はどうでしたか?」などとたずねられるとムッ、としてとても反発して怒り、2ちゃんねるに書き込むということです。これは過剰な反応だと思いませんか?たとえば、中毒症状が出て内科に行ったとします。医師から「フグを食べませんでしたか?」ときかれたときに、食べてなければああそれは違いますね、とやり過ごすだけで、とくに怒りはわかないでしょう。どうしてこのような冷静な判断を保てないのでしょうか。これは、おそらく否認したいことをずばっと言い当てられると毛を逆立てて怒ることに似ています。なぜ、なぜ過剰な反応をしてしまうのか、どうして怒りがわいてくるのか、じっくりと考えてみるとよいかもしれません。

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