DV被害に会いやすい女性のタイプの目立った特色をあげてみましょう。ひとつめは共依存であるということです。共依存の心理には、いろいろな特徴がありますが、自分が相手のために何かしてあげられそうな異性にひかれるということもそのひとつです。とりたてて共依存関係でなくても、うっかり暴力的な男性と恋仲になることはあるでしょう。共依存でない場合は、もしも暴力にあった場合、暴力的な男性に見切りをつけることができるでしょう。共依存関係だと、恋人の反省の言葉を聞いたりすると、あとひき豆のようにずるずるとひきずられることが多いようです。
世間では、暴力被害に会う女性は、何か弱々しくてあたかも暴力をうけた直後のように打ちひしがれた感じの女性というイメージを持っているかもしれません。
しかし、じっさいには夫婦間暴力に会う女性は、有能でぱりっとしていて対外的にも弁の立つタイプの方が多いようです。職業的な能力が高かったり、実家もしっかりとしていたりして、男性が羨望を持つというか劣等感を刺激するというのか、そんなタイプが多いようです。
共依存関係にあると、危険なパートナーがなにしろ非常に魅力的に心に映ってしまう傾向があります。共依存にたいしてセンサーを働かせられるようになりたいですね。