心理学ニュース

160、ドキュメンタリー映画「アクト・オブ・キリング」

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《大量殺戮》インドネシアでは、共産主義者が大量に殺された時代があったようです。これは、殺すがわで手をくだした殺人者がそのことについて映画にしたいと申し入れて、制作したフィルムのようです。

《無反省な殺すがわ》主人公の殺した人は、驚くほど無反省。刃物を使うと、血の処理が大変だから針金を使ったと、ほこらしげですらあります。映画を作る動機も、まるで自分が大量にやった(殺した)ことを人に伝え、誇りたいからのようです。

《戦争のトラウマ》トラウマの中でも、戦争のトラウマとは、凄絶な後遺症があるそうです。しかし、この映画を見ていると、戦争のトラウマとは、自分自身の恐怖が中核的トラウマであって、他人を殺すこと自体はトラウマではないの?と考えてしまいます。

《嘔吐した》家族を殺された人が、その状況を語ったとき、引きつった顔で語り、カウンセラーが時々目にするクライアントさんがつらい体験を語る時の表情とオーバーラップしました。最後に主人公の語り手は、なぜかわからないけどとつぜん嘔吐に襲われ、そこらへんに吐いていました。わずかに主人公が人間らしさをとりもどしそうな兆候なのでしょうか?

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