《自分のくせに気がつかない》葛藤しがちな心のくせを持っている方は、ふつうは自分が他の人よりも葛藤が多いのかどうか気がつかないことでしょう。その方にとって、いったいぜんたい他の人は、自分以外の他の人をどの程度気になっているのかまったくわからないからです。そして葛藤が起きる理由は、相手の態度がよくないからだと判断しています。(それが当たっていることも多少は…)
《気にしすぎと言われる》葛藤の多い人は、まず自分が他人のことが気になり、葛藤を起こしやすいことに気がつく必要があります。これはなかなか自分では気がつきません。ごく親しい人か、カウンセラーが指摘する場合もあるでしょう。親しい方からは、気にしすぎと言われているかもしれません。親しい人の指摘だと、認めないことが多いと思います。
《境界線をひく》自分が葛藤しやすいとたちだなと感じたなら、境界線を引きましょう。人は、人、他人を変えることはできないと割り切るのです。それから、こちらがわの応対のしかたや態度を変える心理療法もあります。
《過去にさかのぼったカウンセリング》しかし、葛藤することには強迫的なところがあるので、やめようと決意したからといってそうかんたんに心の持ち方を変えることができないですね。葛藤しやすい習慣は、幼いころ、親からつねに葛藤にされされた養育を受けてきたことによるものなのです。そして過去の葛藤を生んだできごとは忘れて、葛藤そのものが貼り付き、成長した心につねにオーバーラップしています。
《刻印づけをとる》こうした刻印づけをとるためにはどのようにしたらよいのでしょうか?それには、カウンセリングで過去にさかのぼり、いろいろな葛藤状況を洗いざらい語りつくすと、葛藤しがちな習慣が減っていくことでしょう。