心理学ニュース

5、島田紳介さんの言葉「究極の愛は無関心」について

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島田紳助さんがテレビで「究極の愛は無関心だ」という意味の言葉を言っていました。この言葉はある意味で至言と思います。しかし言葉の汎用性という点では今ひとつかなとも。 この言葉と正反対の意味の言葉があります。マザー・テレサの有名な言葉「愛の反対は憎しみではなく、無関心」というものです。たとえば恋人などのイヤな点をいろいろと言いつのるのは、好きなればこそ変わってほしいからですね。「嫌い嫌いも好きのうち」という、昔からよく言われているものです。 夫婦でも本当に関係が冷え切ってくると、相手から受けた仕打ちをいろいろと訴えることに興味をなくしていきます。早く離れるためにあやまることもあります。はたしてマザー・テレサの言葉と紳助さんの言葉にどのように折り合いをつけたらよいのでしょうか。 紳助さんの言葉は、ある限定的な状況においてきわめて有効なのだと思います。たとえば摂食障害や引きこもりの子供を抱えた親御さんに有効なのではないのでしょうか。人の心は、時として「あるがままのあなたでOKよ」という言葉が欲しくなります。この言葉が必要なステージではきわめてたいせつな言葉だと思います。 マザー・テレサの言葉は、反対にきわめて汎用性に富んだ真実をふくんでいると思います。

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