カウンセラーとして子育て中の過干渉の弊害をイヤというほど見てきていますが、その反対に子どもになにも注意もしないのもよくありません。『DV・虐待にさらされた子どものトラウマを癒す』という本に理想の子育てをするために親のよい態度について書かれてありした。ご参考までに紹介します。
×「自由放任の親」ー子どもの行動に対して明確な制限がなかったり、一貫性がない。それぞれの成長段階にふさわしい自由が必要なのに、管理者不在で、親は時々爆発する。
×「権威主義的な親」ー自由放任の親に比べて、子どもをコントロールしすぎる。ちょっとした悪さに対してきつい罰を与える。独裁的な子育ての態度。子どもは、従順すぎて人の言いなりになるか、乱暴で手に負えない子のどちらかに育つ傾向がある。
○「権威ある親」ー子どもをしっかりと管理しつつも子どもの意見には耳を傾け、子どもを尊重する。子どもは、年相応の自由と責任を与えられる。親に柔軟性があるが、子どものよくない行動に対するよくない結果は必ず与えられるので、子どもはごまかすことができない。