心理学ニュース

70 、子どもの癇癪は止めないほうがよい?

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《子どもの場合》一般的に癇癪はいけないものとされています。たしかに癇癪はいただけません。一方で、癇癪は感情の解放であり、癒しのプロセスの過程とも考えられます。これまで教えられてきたことは、子どもが癇癪を起こしたら、相手にしないで無視するとやがて癇癪を起こさなくなるとか、癇癪を止めるように要求することでした。しかし、癇癪も泣くことと同じように、感情の大量放出の作用があります。泣いて涙を流すとスッキリすることからもわかるとおり、泣くことの効用はとても大きいのです。癇癪も安全に起こすことで、よい効果を期待できます。

《安全に癇癪を見守る方法》癇癪をとめない方がよいといっても、壁をこわされては困ります。『DV・虐待にさらされた子どものトラウマを癒す』から、一般的な子どもの癇癪にも応用できる方法をお伝えします。

○「怒っているのね」「怖かったみたいね」などと、愛情をこめて、こちらが感じた子どもの心の状態について感じていることを説明する。

○人やものを傷つけることを許さず、叩いてもよいクッションなど、ぶつけるものを決めておく。

○お母さんなどが、注意深く見ている場で、癇癪のおさまるのを待つ。一人で発散するよりも、見守り手がいた方が良い。

癇癪とは、大きなマイナス感情が栓をしてつまっているのが、激情と苦しい身もだえとでもって、つまっていた栓がとれ、感情がさァっと流れるような感じともいえますね。サポートが肝心です。癇癪を制止しないで静かに見守るだけでなく、ちょっとした心配りも有効ですね。

《おとなの癇癪持ち》おとなの癇癪持ちと子どもの癇癪は、性質が異なります。それは、子どもは、性格形成の途上にあり、おとなは育ち上がっているという違いからきています。子どもが、うまく癇癪を発散させながら育つと、発散後の落ち着いた心が性格の一部にとり込まれていきます。大人が、癇癪を起こすと、一時的には発散するでしょうが、発散後のスッキリ感は心のごく表層にしかおよびません。発散したことによる良い部分が性格変換するほどの深部にはとどかないのです。大人と子どもの癇癪にはそういう違いがあります。

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