心理学ニュース

213、自己開示ができない度合いは、病んでいる状態に比例する

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《コード・ネーム》時々秘密主義のクライアントさんがいて、ご自分の名前は、コード・ネームを名乗ったり、電話カウンセリングでも、電話番号は非通知をゆずらなかったりします。A.Aというアルコール依存症の自助グループのミーティングでも「あなたが秘密を守ろうとする気持ちは、あなたが病んでいる状態に比例する」という言葉があるそうです。

《重大な秘密?》本来ならば回復していくにつれて、個人的な秘密を守ろうとする気持ちが薄れていくのでしょう。クライアントさんが、重大な秘密と考えておられることは、カウンセリングの現場では、しばしばありきたりのことが多いものです。またカウンセラーがこれを外部にもらすはずもありません。

《回復に比例するわけではない》ところが回復していくとともに、自己開示をなさるようになるのかと思うと、そうでもない傾向があります。がんとして自己開示なさらない方がけっこういす。秘密主義は意外に長引きます。当カウンセラーも「そろそろ名前を名乗ったらいかがでしょうか?」ともすすめませんが…。

《もともとの気性も》そうかと思うと、なにごともオープンで、ええっと思うような話でも、「ブログに書いてけっこうです。」とすすんでおっしゃったりする方もいます。秘密主義になるのは、もちろんのこと複雑性にしろ単発にしろトラウマ的な事情があって、過去に安全がおびやかされた経験からきているのでしょうね。秘密主義をつらぬくのか、そういうことにほとんど興味を持たないのかは、もともとその方が持っている気性と多少の関連があるのかなと思います。

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