心理学ニュース

200、トラウマを語る時、トラウマを受けた年齢の顔に

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《忘れていた記憶》カウンセリング中に、クライアントさんが忘れていたトラウマティックなできごとをふと思い出すことがあります。あまりにもつらい体験だった場合は、ご本人もショックらしく泣きじゃくりながら語ることがあります。

《子どもの顔に》そういうときのクライアントさんの顔は、トラウマを浴びた時の顔にもどっています。どんなにしっかりした方でも、不安そうだったり、涙がとめどなく流れたりするので、カウンセラーも息をのみます。つらい記憶を忘れていたというよりも、生き延びるために無意識のうちに記憶をなくしていたのでしょうね。

《トラウマの悪影響がとれる》この現象をトラウマの最体験といいますが、その最中は、50才、60才の方でも6才、10才の子どものあどけない顔にもどっています。顔に多少しわがよっていても、頼りない子どもの顔です。その時に感情を吐き出しきってしまえれば、そのできごとが精神や性格に与えていた悪い影響を取りのぞくことができます。

《親の養育態度が悪い場合》ただしこれは、一回性のトラウマにかぎった場合です。家庭内でトラウマティックなできごとに遭遇した方は、ふだんから親の悪い養育態度に傷つけられていることがあります。そういう場合は、一度の記憶の再生ではすまなくて、カウンセリングを多少継続したほうがよさそうです。

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