《子どもの心》アダルト・チルドレンは、子どもの心を持っていると言われます。一例をあげると、子どものころって残虐なシーンや死などが、とても怖くて恐怖にふるえることもあります。人間ってそれがしだいに年を重ねるにしたがって、そういうシーンは苦手は苦手なのだけど、子ども時代に比べるとやや鈍くなっていくことでしょう。
《感じやすい心》ところが、アダルト・チルドレンの方のなかには、子ども時代の感じやすい心をそのまま持ち続けている方がいます。当カウンセラーの印象ですが、こういうタイプは、もともと強い心を持っていて、苦しい中でも社会に適応した現役の生活をしている方のなかにも見られるように感じられます。
《感覚マヒ》このように感じやすい心を持っている方がいるかと思うと、一方で感覚マヒをおこしてしのいでこられた方もいます。そういう方がたった一度のカウンセリングでさびしいと感じたりすることもあります。これは、マヒしていた時よりは少々つらいのですが、正常な反応と言えるでしょう。一時的なもので回復への道すじをたどっているといえます。
《うつになってもよい人間関係》カウンセリングによって、うつ的になる方もいます。これもマヒしているよりは、うつになってもよい人間関係にたどりついたと言えるので、前進といえます。このように過敏性と感覚マヒが人によって混在しているのもアダルト・チルドレンの特徴のひとつです。