《自己評価と自尊感情はほぼ同じ》自己評価は、低い場合だけが、体感的に低いと感じますが、自己評価の高い方は、とりたてて自分の自己評価は高いとは感じません。まあ、自然体というか、自己評価って何?というのが自己評価がふつうに高い方の反応かと思います。
《親の養育態度で自己評価が下がる場合》自己評価が低い方は、親の養育態度で、自己評価が下がったケースがあります。典型的な親の態度で子どもの自己評価を低くしているのは、うるさく細かくしつけをしている場合です。
《親に悪気はないが》親にしたら、子どもによかれと思って、細かくしつけをしているのでしょう。強迫的な動機は、あるのかもしれませんが、けっして悪気はないのです。しかし、ひっきりなしに非をとがめられ、しつけをされていたら、子どもの自己評価は下がります。「よい子になろう」と思う以前に、自分の無価値感が増殖してしまうようです。
《発達障害の親の場合も》親が発達障害と思われる場合も子どもの自己評価は下がりがちです。養育的な保護やケアがされてないで育っていると、やはり子どものがわは、受容されていないと感じてしまいます。いずれにしても、親(ことに母)に受容され、受け入れられているという感じが根源的な自己価値と関連しているようです。