《中高年の精神保健福祉士の資格取得で大変だったこと》中高年が、若い人と肩を並べて国家資格にチャレンジするのは、けっこう大変なこと。日々の勉強、スクーリング、実習、受験、どれもそれぞれ違う種類の大変さがありました。勉強は、科目数がやたらに多いし、スクーリングは朝早くて、自宅からは遠いしで。
《マニアックな問題が多い》試験問題は、過去問を解いてみるといずれも極度の深堀り問題ばかりです。たとえば、ホームレスが寝ている場所で一番多いのは、道か公園かとか、四択問題とはいえ、そうとうマニアックです。模擬試験を受けても、低成績で…。なかでも私にとって、一番大変だったのは、実習です。これが体力的に一番きつかったです。別にひ弱ではないのですが、もしも実習のあることを知っていたら、資格試験に挑戦しなかったでしょう。
《居眠りが出る》私は心理系の資格コレクターですが、各種講座にはかなりの高齢の方が、いらっしゃいます。その方たちを見ていると、どうも居眠りをしているのですね。私にとっても、昼寝は、1日を快適に過ごすための必須アイテム。それで、昼食後かなり眠くなるのです。実習中にうつらうつらしていたのでしょう。よく実習先の職員さんに見つかって、こっぴどく叱られました。いい年をした中高年の女性がひィ~っ、ひィ~っと泣いても(筆者のこと)、実習の合格点をやらないといじめます。
《利用者さんに教わる》実習先には、精神疾患のある利用者さんが通ってきていたのですが、利用者さんにも「寝ていたの?」と言われたのだから見つかっていたようです。コーヒーや居眠り防止用のガムなんかとても効かない。トイレに閉じこもって仮眠していました。利用者さんに居眠りのことを話してみると、数百円する強力な居眠り防止用のドリンク剤を教えてもらいました。これはよく効きました。おかげで、鬼門の実習をなんとかやりとげることができました。