とてもここには書けそうもないほどの虐待をしてきた親でも、孫となると別のようです。孫だと奪い去りそうなほどかわいがるという報告を受けます。それを見て、虐待を受けて育った子どもである親のほうはどうなのかというと複雑な心境らしいですね。怒りがわくので、祖父母を近づけないという人もいれば、孫をかわいがる親の姿を見て、なんで自分のことはひどい扱いをしたのだろうと、正直、焼きもちを感じるという方もいます。また、子どものために祖父母に愛された記憶は必要だと考えて、なんとか理性的にこらえる方もいます。
祖父母と孫、少し関係性が遠い分、浄化された良い感情だけが残るようです。しかし、ご注意ください。こういう祖父母は、おじいちゃん、おばあちゃんらしい距離感を持ってかわいがることができず、過干渉だったり、どこかで侵入的です。祖父母に溺愛されて育った孫がダメになったというヶースもあります。