《自分を嫌い?》もしも、あなたが自分自身を嫌いだとしたら、加害者は今だにあなたを支配していることになります。その反対に自分のことを好きならば、支配を脱していることになるのでしょうか?本来ならば自分を嫌いの反対は自分を好きなのですが、自分のことを好きかというと、ちょっとニュアンスとして違和感がありますね。
《自然体》自分のことを嫌いな場合の反対語は、むしろしぜんに自分を受け入れているといったほうがより正確でしょう。自然体でいられるということでしょうか。たしかにカウンセリングの究極の目標は、自然体でいられるということでもあります。
《問題は残っている》でもそれだと、自然体ってなあに?という疑問が湧きます。だれでも体験していないことはわかりかねるでしょうから。カウンセリングのわかりやすい目標は、問題を解決するということは、もちろんなのですが、それだけではなく、むしろ問題だと感じていたことがどうでもよくなることと言えるでしょう。
《解決のひとつ》本来は、問題だと感じていたことが、なくなっていないのだから解決とは言えないのではないのかと思われます。しかし、どうでもよくなれば問題はないも同然です。これも解決のひとつなのです。