《あいまいが苦手》あいまい、中間決着、グレイゾーン、こういった思考方法が苦手なのは、アダルト・チルドレンの特徴のひとつです。イエスかノー、オールオアナッシング、こういうふうにピタッと白か黒かの決着がつくとなんとも言えずすっきりとします。よいとも悪いともいえない、どっちつかずの決着ーこういった結果を受け入れるのが苦手です。
《離婚、再婚をくり返す要因?》たとえば、夫婦仲にすきま風が吹き始めたとします。アダルト・チルドレンはすきま風というストレスを抱えたまま、夫婦としてやっていくことはとても苦手。そこで、離婚という決断を下して新たな再出発を模索したりします。中途半端にストレスがかかっているよりも、いっそのこと白か黒かの決着をつけたいほうです。それで離婚によって一時的にすっきりします。アダルト・チルドレンの方が離婚、再婚をくり返すのが多いのは、この当たりの事情の反映かもしれません。
《ご本人は気づきにくい》クライアントさんが、こうした思考方法のくせを持っていても、とくに問題と感じることは少ないので、あまりカウンセリングの話題として話されることは少ないようです。
《子どもの心》アダルト・チルドレンの心は、子どものままと言われます。50才になっても、心は幼児のままと言われます。グレイゾーンを受け入れないメンタリティは、子どもの心と関係があるのでしょうか。