《代表的な傾向性》ノーと言うことができない。これもアダルト・チルドレンの代表的な傾向性のひとつです。他の欄に書いたので、これまで書きませんでしたが、ノーと言えない問題は、やはり書いておいたほうがよいと思いまして、書かせていただきます。
《家庭の雰囲気から》アダルト・チルドレンがノーを言いにくいのは、とてもじゃないけどノーが言えないような家庭の雰囲気の中で育ったからです。「ヤダーッ」と言うのが許されない感じの親子関係だったのですね。成長してからもノーと言うことに恐怖と罪悪感を感じるという方もいます。
《一般的にも苦手》しかし、ノーと言うのが苦手ーこの傾向は誰にでも多少はあります。ようやくノーが言えたと思ったら、人間関係を悪くするほど爆発的に「ノー」と言ってしまったりして…。
《アサーション・トレーニング》この傾向がかなりの人の問題になっていることは、「アサーション・トレーニング」という人間関係を悪くしないでノーを言うトレーニングがあることからもわかります。そこに参加することも、ひとつの選択肢ですが、当カウンセラーもカウンセリングの中で、1対1でトレーニングをしてよい結果を出しています。
《カウンセリングをしてから》アサーショントレーニングでは、一般の方は、すいすいとノーを言えるようになりますが、アダルト・チルドレンの方は、今ひとつトレーニングの結果が思わしくない傾向があるようです。そういう場合は、カウンセリングをある程度なさってから、アサーション・トレーニングを体験するとよいようです。