《バイロン・ケイティ著》クライアントさんからバイロン・ケイティ著『新しい自分に目覚める4つの質問』を読むようにと言われ、手渡されたので読んでみました。この本は、置きかえという手法を提案しています。たとえば「彼は何々をすべきだ」と考えたら、主語を置きかえて「私は何々すべきだ」というかんたんな方法を実行することによって、自分が抱えている諸問題が解決するというものです。
《支配とコントロール》さまざまな例が本書にあげられていますが、これは、支配とコントロールをやめるための本ではないのかと思いました。アダルト・チルドレンとして育った方は、支配とコントロールを無意識のうちに目ざしてしまうという問題があります。
《人にさせるのではなく》たとえば自分が人を愛すべきということよりも、彼は私を愛すべきだと考えてしまいがちです。彼が愛すべきなのではなくて、私が愛すべきなのだという習慣を身につけることによって、ほぼ習慣化した支配とコントロールをやめていこうとする本なのだと感じました。