心理学ニュース

157、傷つきやすい順

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《易傷性》心が傷つきやすいことを易傷性といいます。個人差もありますが、一般的に易傷性の強いのは、若年であること、それと女性と男性のどちらが心の傷として残りやすいのかというと女性のほうです。

《個人差、民族差》民族によっても多少易傷性に違いがあり、日本人は西洋人にくらべるとどちらかと言えば、傷つきやすいようです。それから、あるアタッチメントの子どもの調査では、アフリカ人のほうが、西洋人よりも傷つきやすいと出ていました。もちろんのこと、これらには個人差があります。当サイト運営者は、もともと心の資質の強い人は、トラウマが複雑な症状として出やすいような気がしています。

《戦争と性暴力》トラウマとして強い心の傷を残すのは、戦争と性暴力です。戦争は、長期間にわたって死の恐怖にさらされるからです。性暴力の被害も一般的に想像されるよりもはるかに強くトラウマが残ります。

《トラウマの上塗り》それから、トラウマがなかなか回復しない例としては、もともと精神的な病理があったり、他のトラウマが居座っているとき、そこに震災のようなトラウマが重なると、他の人は、ほとんど回復しているのに、その方だけがいつまでも回復しない場合があります。それで、怠けているのではないかと誤解されることがあります。

《トラウマがあることに気づかない》トラウマがあると自分で気づかないこともあります。PTSDの症状は、原因を自身で感じることができないことが多いようです。痛い、苦しいといった直接的な感情だとわかりやすいのですが…。それで、無意識のうちに、自分のトラウマの傷にふれることがないような行動をとることがあります。これを強迫的回避といいます。

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