《問題のなさそうな家庭でも》アダルト・チルドレンというと、病理のかげりのある親に育てられて、暴力や愛のない子育てをされて苦労した方というのが、一般的なイメージかと思います。ところがそういうケースでなくても、アダルト・チルドレンに育つ可能性があるそうです。
《家に病人がいる》たとえば、長患(わずら)いの病人のいる家庭。そういう家庭では、病人の病状に、親の関心の大半が注がれることでしょう。子どもは、親から受容されるかもしれませんが、子どもも親とともに、病状に一喜一憂するかもしれません。
《共依存が》そうなると共依存の下地ができる可能性があります。案の定そうした家庭で育った能力の高い女性が、アダルト・チルドレン的な男性にばかり魅かれて苦しんでいるということがあります。