《自助グループなどで使われる》セレニティという言葉を日本語にすると、静けさといったところでしょうか。自助グループなどで、心のあり方の目標のひとつとして、表現されることのある言葉です。
《地味な言葉ですが》地味な言葉ですが、目標になる心境として重要だと思います。いつも依存する人を探しているのではなく、一人で気楽にのんびりとくつろげる、あるいは、さびしいことはさびしいのだけれど、身を切り刻まれるようないてもたってもいられないさびしさではない。そんなような心境です。
《ヒトのことはヒトのこと》それから、あまり関係のない他者のことを、いろいろと気にもんで、その人の問題を我がことのように引きつけて考える。こういうことも、セレニティ不足(?)の例です。ヒトのことはヒトのこととして、境界線を引ける。これもセレニティでしょうね。
《過去の葛藤が投影される場合も》このような方の中には、育てられる過程において親子関係で葛藤癖する癖がついてしまい、その癖だけが残り、葛藤が現在の状況に投影されることが原因になっている場合があります