心理学ニュース

106、低い自己評価のあげ方ーその二、アサーショントレーニング

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《アサーティブネスのすすめ》ブログナンバー101で、低い自己評価のあげ方をご紹介しました。カウンセリングで過去の傷つき体験について吐き出していったり、自分の長所などを認めていく方法を提案しました。それらにくわえて、アサーショントレーニングが有効であることをお伝えしたいと思います。

《相手も自分も尊重する》アサーショントレーニングは、一般企業の研修などでも行なわれている、たいへん応用範囲の広いトレーニングです。言いづらいことを言うとき、たとえばあることに怒っているときに、「怒って言う」のではなく、「怒っていることを伝える」方法です。「私は、怒っています」ということを静かに伝えます。それを怒った言い方で言うと、それがたとえ正論であってもかならず怒りで返されます。

《怒りが出ることも》カウンセリングなどによって自分の怒りに気がついた人のなかにはは、怒りが際限なく出てくるタイプの方がいます。それまで固まって生きてきたのでしょうから、怒りが出るのは、基本的にカウンセリングの進展でよいことなのですが、怒りにまかせて言うと人間関係をこわします。

《実践トレーニング》アサーションでは、たとえば「そう言われると、傷つくなあ」「イヤかもしれない」などのそれまでボキャブラリーになかったセリフのトレーニングをしていきます。クライアントさんのなかには、「ノー」と言えない人がじつに多いんです。もちろんのこと「ノー」を言う練習もします。

《カウンセリングと併用も》不思議なことにアサーショントレーニングは、一般健康人がするとスイスイ言えてしまうのですが、クライアントさんのなかには、どうしても言えない方がいます。そういう時は、カウンセリングと併用して行ないます。

《内心では勝った!!》トレーニングをしていくとかならず言えるようになります。あるクライアントさんは、ダンナさんの無理な要求にたいして「気が進まないなあ」とはじめて言えました。ダンナさんは、息を飲んだように黙っていたそうです。その時に、「勝った」と思ったそうです。確実に自己評価が上がるシーンです。そして、アサーションの特徴は、一度成功すると、次々と応用が可能になることです。

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