事例紹介

36、あるマヨラーの告白

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《DV家庭》DV家庭に育った女性が大きくなってみてから、どうにも腹が立って、腹が立ってしかたがなくなりました。父親の暴力が吹きすさぶ家庭でした。父親は高校教師。外では、仏様、家では恐怖の源(みなもと)という典型的な暴力家庭。

《親はあやまった》そんな家庭で育った彼女ですが、大人になってみるとものすご~く怒りがこみあげてくるようになりました。不思議なことに父親はあやまったそうです。しかし、一度くらいあやまっただけでは、おさまらない。今度は彼女が怒り狂い始めました。

《親に逃げられた》来る日も来る日も、怒っていたら、ある日両親がこつぜんと消え失せたのです。母親ともども逃げたようです。しかたがないので実家で、一人ぽつねんと、心のどこかで両親に待ちわびつつ暮らし始めました。

《一ヶ月一万数千円で》多少の預貯金はありましたが、働けないので極端に切り詰めて暮らしていました。一ヶ月わずか一万数千円でしのぎました。風呂も数十日間入らずに。ごはんに塩をふったりして…。楽しみはマヨネーズご飯。彼女はマヨラーだったのです。

《マヨネーズをかける前にすること》楽しみのマヨネーズご飯だったのですが、親と同居していた当時、彼女はいつもこ飯にマヨネーズをかけようとするとかならず頭をボカンとなぐられていました。そのなごりで、マヨネーズをご飯にかけるときにかならずあたりをも見回し、なぐられやしないかと思い、安全を確認する習性ができていました。もう親はいないとわかっているのに、一人になってからも頭をなぐられないか確認しないではいられない。この習性はやめられないようでした。

 

 

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