事例紹介

19、ノーという練習ことはじめ

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《ノーが言えない》ノーというたったひと言が言えないばかりに、苦労している方が多いようです。そもそもボキャブラリーの中に「ノー」という言葉がなくて、生まれてから一度もノーと言ったことがないという方もいます。日本語で言うと「イヤっ」。これが言えないせいで困っている方の最初の練習場として、お店の人とか、関係性の乏しい人に向かって言ってみるのがよいようです。

《エレベーターの中で叫ぶ》私の友人もクリニックの医師に言われて、ノーを言う練習を始めました。そうと決めたら、迷わず実行する彼女。診察帰りのエレベーターの中で、入り口に立っていたら、だれかから「四階お願いします」と言われました。するとさっそく「いやだッ」と叫んでボタンを押すのを断然拒否したそうです。お願いした方は、唖然としたことでしょう。私はちょうどその時分に彼女と知り合いになりました。彼女は、いわゆる高級な場所にマンションを所有していました。それを聞いた私は、「まあ、すてき。一度おじゃましてみたいわ」と言いました。するとあろうことか彼女は「イヤだっ」と叫んだのです。私は「まあ、何よその言い方は!」と気を悪くして言いました。今では彼女と大の仲良しですが、彼女は今だに私から「あの時は、こんなふうに叫んだ」と言われています。

《うらやましがられている》信頼するS先生からノーを言うように、と言われて即実行できる彼女は、JUSTというNPO法人の仲間です。ここには、親からひどい扱いを受けて育った方がたくさんいます。彼女のようにノーを言うことが実行できていない人もいます。彼女はそういう中できわだって異色です。「ねエ、ちょっとそこに立っていると見えないから、どいてくれる」などと言って、「うらやましいなあ」と言われています。私は、もう少しソフィスケイティド(洗練された)な言い方をすべきだと彼女に言っていますが、あまり耳をかしていません。

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