心理学ニュース

58、国家資格・精神保健福祉士ー中高年の受験奮闘記

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精神保健福祉士ー聞きなれない名称ですね。じつは私も知りませんでした。国家資格と聞いて、挑戦することに。とりあえず、首都圏の田舎にある通信制を併設した専門学校に身をおきました。私は、四大を卒業していますが、心理系の学部卒業でないために、一年半のコースに在籍しなければなりません。受験資格を得るためには、いろいろな道があるようです。

精神保健福祉士の仕事って何でしょうか?典型的なのはケースワーカーです。カウンセラーみたいに心理療法に直接たずさわるよりも、利用者さんのニーズに即して、さまざまなサービスをつなぐ役目といったらよいでしょう。他に精神科医院で、集団療法の進行役をしたり。同期の卒業生には、保健師さんになった方もいます。

精神保健福祉士はなにしろ受験科目が多いのです。半分くらいは、社会保健福祉士と重なっています。それで両方とる方もいるようです。通信制なので、おもにレポートを提出します。私は、学校から言われたことを守って大まじめに、教科書を三度読んでから、レポートを書きました。それで、月のうち20日間くらいは、勉強していました。学校によっては、即試験対応型の勉強を実施しているところもあるようです。

毎年、スクーリングがあって、一週間ほど授業を受けます。いろいろな年齢の方がいて、中には80才をこえている方もいました。新卒と年齢的に同じという方はいらっしゃいませんでした。

二年目になると、実習が入ります。2週間強でした。これが体力的に私には限界に近かったようです。疲れて居眠りばかりして私の年齢の半分くらいの施設の職員に思いっきり叱られていました。実習を知っていたら、受講しなかったかもしれません。ただ電話相談やカウンセリングと異なり、統合失調症の方が多く、彼らと身近に接して勉強になりました。

一年半で卒業すると、秋から受験勉強と、模擬試験です。試験問題は、ものすごくむずかしく、聞いたこともないようなことが出ます。たとえば、ホームレスが過ごしている場所で多いのは、公園、駅などのどこか?といったピンポイントの深堀問題が、過去問にあり、驚倒しました。過去問等を2册、3册とやっていくと、それが少しずつつながっていきます。模擬試験はまあ、まあでした。その昔の受験生時代のように夕食後も勉強しました。

本番は、池袋の大会場です。私のように頭が半白の中高年は、およそ20人に1人。試験は二日間にわたり、すべてマークシート。午前中に開始して、午後も数時間。終わりごろにはカスミ眼になって、よく見えないくらい。すべてが上の空で手応えがあったのかどうかもわかりません。

発表は3月。郵便受けにそれらしい分厚い書類を発見しました。書類が分厚いときはたいてい、受かっている時。中を確認したときは、へなへなと腰が抜けました。噂では、中高年でも、合格率は若い人にひけをとっていないらしいです。働きながらの人よりも、時間のある人のほうが有利なように感じました。明確な目的意識を持ったあの2年間は、すがすがしいすてきな2年間だったと思っています。

 

 

 

 

 

 

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