心理学ニュース

40、ロールレタリングの応用はいつでもどこでもできる

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心理学ニュース39で、ロールレタリング、つまり役割手紙という療法の効果についてご紹介しました。これをわざわざ手紙にしなくても日常生活で応用できます。だれかについて、目の前の状況や断片的な情報から、推察してみるのです。

たとえば、電車の中に祖母、孫とその母親らしき人物がいたとします。祖母と母親が、嫁なのか娘なのかを観察してみましょう。二人のあいだに遠慮があるのか、リラックスして気を使わない関係なのかを見てそこから、あ~実の母娘なんだなあと気づくわけです。私の観察によると、嫁と夫の母が夫ぬきでともに外出することはほとんどなさそうです。それでは、そこに夫が加わった場合はどうでしょうか。観察の結果、立ち位置によって微妙に違いが出ることがわかりました。家族のコア(核)の集団から、夫か妻が微妙にはずれていることがあります。夫がはずれていたら、実母と娘、妻がはずれていたら、実母と息子という構成だと思います。仲がよい家族だからこそ、微妙にはずれていてOKなのだと思います。こんなふうに相手の立場について憶測をたくましくしていくのです。

相手の立場を憶測する習慣がつくと、たとえば苦手な上役がいて、今日は機嫌が悪いなと思ったら、夫婦げんかでもしてきたのかなと上役の周辺事情にかってに思いをめぐらせてみます。すると確実に脅威の度合いが減っていきます。このような相手の立場への推察をくり返すことによって、ミラーニューロンが増殖していく可能性があるといえます。

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