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189、映画「スタンド・バイ・ミー」の汽車のシーンは、原作者の体験から

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《少年期を描いた名作》少年時代を扱ったスティーブン・キング原作の映画「スタンド・バイ・ミー」は、アメリカの少年期を描いた名作といえるでしょう。あの映画には、ギャング・エイジにさしかかったいかにも少年らしい興味と日常とともに、死が散りばめられています。

《あやうく列車に》散りばめられた死とは、死体を見に行くと連れ立って出かけたこと、それであやうく列車に轢(ひ)かれそうになったこと、そして兄の死とそれによって親の態度が主人公のトラウマになったことなどです。なかでも列車に追いかけられて、あやうく轢(ひ)かれそうになったシーンがありますが、あのシーンには、下敷きになった実話がありました。

《記憶にはない》4才のころ、キングは、近所の友だちの家に遊びに出かけ、線路のわきで遊んでいました。ところが、友だちは、列車に轢かれ、肉片が飛び散るという惨事が起きました。キング自身の記憶からそれは抜け落ち、異様な様子で母のもとへ帰り、後に母親から事故のことを聞いたそうです。その惨劇を弱めた形で描いたのが『スタンド・バイ・ミー』でした。

参考文献『恐怖に凍てつく叫び』

 

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