心理学ニュース

158、ロバート・キャパの戦争への嗜癖(しへき)

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《恋人イングリッド・バーグマン》写真家のロバート・キャパの人生を、深夜のテレビで放送していました。女優のイングリッド・バーグマンも彼の恋の遍歴を輝かしいものにしている一人でした。バーグマンは、恋仲になったときに、これから二人で人生を歩もうと思っていたやさきに、キャパは、また戦地に行ってしまったと回顧しています。

《インドシナ半島》キャパの人生はインドシナ半島で地雷を踏んでとばされて、終焉(しゅうえん)となります。彼は、あきらかに戦争のトラウマを生きた人でした。ヒトは生きるか死ぬか、ぎりぎりの体験をすると、脳内に究極の苦しみから救うために、麻薬様の物質が出ます。この脳内麻薬の依存症になっていたのではないでしょうか?

《ディア・ハンター》マイケル・チミノ監督の映画「ディア・ハンター」で、ロバート・デ・ニーロ扮する主人公の戦友がベトナム戦後、自らの頭に銃口を当て、引き金を引いて、6分の1のかけに命を燃やすロシアン・ルーレットをしていたのと同じです。身近な例で言うと、ランナーズハイも原理は基本的に同じです。また、レイプ被害を受けた女性が、また再被害を受ける状況にわざわざ身を置くのも同じです。

《かく言う筆者も》かく言う筆者も、人生で非常に苦しい目に会った一時期、のるかそるかの大勝負、ジェットコースター的な株の売買、いろんなところに強引に押しかけたりしていた時期がありました。キャパほど危険ではないけれど、自分の脳の波長に合い、もやもやしたものが晴れてさわやかな気分さえしたものです。今はそんな元気ありませんけど…。まあ、他人(ひと)のことは言えませんね。

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