心理学ニュース

137、怒っている人は、傷ついている人

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《電車の中でどなり合いのけんか》私が乗車している車両から少し離れた電車の中でどなり合いのけんかをしている人たちを見かけました。派手にどなっていました。「ああ、この人たちは、すでに満タンの怒りをかかえて電車に乗ってきたんだろうな」と思いました。そういうところへ持ってきて、触れた、列に割り込んだとか、ささいなことで、怒りが暴発したんだろうなと。

《トリガー》こういう場合、ご本人たちが怒る正当な理由だと考えているささいなできごとは、心理学の用語で言う「トリガー」(引きがね)にすぎません。双方ともすでに怒りを十分抱えていたのです。イヤな上司、評価されない仕事、不当な人事、まあいろいろとあるでしょうが、怒ることは、じつは傷つけられたことによってもたらされる反応なのです。

《認めたくない》怒っている状態を傷ついていると表現すると、弱者みたいなので、認めたくありませんね。自分の怒りが、たとえ過剰でも正当なものと信じています。しかし、怒りは、傷つけられたことによる反応の一つなのです。

《ほんとうの相手に怒りをぶつけると危険》怒りの本当の相手にそのままぶつけると危険なので、通常は安全な弱者、たとえば家族などに向けられます。こうしておかど違いの他人に怒りを向けた例が上記の電車の乗客たちです。それから無意識のうちに怒りを自分に向けるとうつ的になります。

《トラウマ性の怒り》よく怒るおこりっぽい人っていますよね。こういう人は、トラウマ性など根深い怒りを抱えている可能性があります。私も、昔はよく怒っていました。父親の性的からかいなどによって、潜在的に怒っていたのです。カウンセラーになったことによって、現在はおだやかな心境になり、過去の怒りと、それがかつて社会へ向けられていた関係性に気がつきました。

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