心理学ニュース

116、子どもを亡くした親のストレスを残った子に浴びせる

SPONSORED LINK

《兄が亡くなる》映画「スタンド・バイ・ミー」で主人公の兄が亡くなったときのことです。親の自慢の兄でした。親はうつ的になり、あろうことか元気に生きていた弟に向かって「あんたのほうが死ねばよかった」と言いました。

《共通のセリフ》そのためこれが、弟の終生のトラウマになりました。ところが、驚いたことにこれは子を亡くした親の共通のセリフなんだそうです。心理資格の教科書にそのように書いてありました。私の知人も弟が亡くなったときに親にまさにそのセリフを吐かれたと言います。

《私にも似たシチュエーションが》「そんなひどいことよく言えるものだこと」というのが私の正直な感想でした。ところが私にも似たようなシチュエーションが起きたのです。親類の双子をあずかっていた時のことでした。身内の子でかわいがっていました。ところがある時、一人が事故で、救急車で運ばれていきました。

《元気なほうの子へストレスを》私は、残った元気なほうの子を家でみていました。病院へ運ばれた子を案じながらです。その時です。無邪気に元気に遊んでいる子を見ていた私は、その子をうとましく感じたのです。何も関係のない元気な子をです。自分のストレスをその子に浴びせてしまったようです。びっくりしました。はは~ぁんこのことか、と思いました。

SPONSORED LINK

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください