心理学ニュース

115、障害や病気のある子の兄弟への影響ー兄弟児

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《親は特別なケアが必要な子に集中》兄弟がいて、その中に病気や障がいのある子がいると、親は、全力をあげてその子のケアに集中します。親にとってそれは、暗黙の家族全員の了解事項になるようです。健康な兄弟たちにも無意識のうちにそれを求め、それがOKなはずと思い込んでしまうのは、まあ、親の心情としてはわからないでもないといえるでしょう。

《健康なほうの子が置き去りに》ところが子どもというのは、健康な子であっても、育つうえで親からのケアや関心を必要としているのです。それがいっさいなくて、置き去りにされ、親のほうで家族全員が親と同じような興味をハンディのある子へ注ぐはずと思いこんでいると、健康な子のほうによくない影響があらわれてきます。

《共依存に》この問題を背負った子を兄弟児と呼ぶ用語すらあります。私は、この言葉を心理系の教科書の中に発見しました。ですから、普遍的な現象なのです。ある方は、そのせいで共依存的な関係しか興味がないようでした。ハンディのある子のために親は夢中になる、それはもちろんよいことなのですが、健康なほうの子にも心配りをお忘れなく。

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