心理学ニュース

88、人なつこさとアタッチメントの障害

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《アタッチメントって何?》アタッチメントとは、母親(かそれに代わる人)との情緒的な絆をさしています。それは人生の記憶にない時代ほどごく初期に、母親からよい世話を受けることによって結ばれます。

《子ども時代からはじまる障害》機能不全家族で育つことも、いろいろな障害が後年になって出ますが、反応性愛着障害は、DSM(精神障害の診断と統計の手引き)で、特定された子ども時代からはじまる特有の障害をさしています。

《反応性愛着障害》一般的に愛着障害は、びっくりするほど広範な症状が表われるのですが、反応性愛着障害は、パターンが決まっています。見さかいなく人なつこいのか、対人関係で極端に壁をこしらえるのかのどちらかです。見さかいなく人なつこいのは、誰にでもアタッチメントを求めている状態です。

《アメリカでの研究》アメリカでの研究によると、反応性愛着障害はよい家庭に養子になると、変化していくそうです。対人関係で壁をこしらえるタイプは、良い対人関係を築くことができるように変化していきます。ところが見さかいなく人なつこいタイプは、良い養家に措置されたとしても、いっこうに変わらないそうです。(「愛着障害と修復的愛着療法」より)

《なれなれしいのは優位?》極端に人なつこいタイプの反応性愛着障害の人が、よい両親に恵まれても人に適度な隔てをおくタイプに変化しないということは、それを手放す必要はないと無意識のうちに判断しているのでしょうか?考えてみれば、人なつこいのって、何かと有利な気がしませんか?まあ、危険もあるにせよ…。そのようなわけで人なつこさを強みとして温存しておく、無意識の戦略があるのでしょうか。

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