心理学ニュース

83、ウィニコットの「ほどほどの母」

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《愛情不足は心が弱くなる》犯罪を犯した人にたいして、「教育がきちんとされていない」とか「甘やかし過ぎ」などの感想やコメントを抱く方が多いと思います。教育力の強化が必要というテレビのコメンテーターもいることでしょう。じつは、これが間違い。これらの行為の遠因は、教育以前のことと思います。幼いころの愛情関係が満たされていないと、心が弱くなったり、反対に無理をして突っ走り過ぎたりします。一番必要なのは、母親(か母代わりの人)に愛されている、受け入れられていると実感できることです。これがヒトとしてふつうの心の強さにつながっていきます。

《ほどほどの母の子は、健康な精神の子が多い》ウィニコットは、イギリスの小児科と小児精神医療にたずさわった医師で、多くの母子関係を観察した結果、ほどほどに良い母親の子は、よい親子関係を保ち、子どもが良好に育っている例を数多く見ました。それに対して厳格な子育てをする母親、しつけが厳し過ぎる母親、きわめて教育熱心な親は、子どもがダメになるリスクが高まります。親ごさん自身の過去の心の傷と低い自己評価が、想定されます。ほどほどの母は、のんびり過ごすことができ、ときにはのんきでさえあります。心に余裕があるのです。きちんと子育てをしなければぜったいダメという強固な信念の持ち主は、カウンセリングでご自分の過去と向き合うとよいでしょう。

 

 

 

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