心理学ニュース

74、うつの症状ーいろいろあります

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うつの症状にはいろいろあります。次のようなところがあったら、うつを疑ってみる必要があるでしょう。

○不眠⇒おもに早朝覚醒といって、夜に寝ついてからしばらくたって、目が醒め、それ以降眠れない

○過眠⇒うつのうち10人に1人くらいの割り合いで、こんこんと眠るタイプのうつ病がある

○イライラする

○喜びや希望が持てない

○外出する時の準備がおっくうで手間取り、時間がかかる

○性欲がない

○罪悪感がある

○難聴

○朝から午前中にかけて調子が悪く、夕方から夜にかけて元気が出る⇒日内変動という、うつの特徴。高齢者の見分けにくい認知症とうつ病の鑑別診断の手がかりになる

○希死念虜(死にたいと思う)

うつ病と思っていたら、じつは躁うつ病だったということもあります。上記の過眠タイプのうつ病は要注意です。躁状態の時は、クリニックに行く必要性を感じなかったけれど、うつ状態になって、薬を服用したら、躁転(躁状態に転じる)し、ひと晩中家のそうじをしたとか、一度に多くの多重人格が出現したなどのエピソードがあります。うつ病かなと思ったら、異常にエネルギッシュで過活動だった時期はないのか、点検して、あればクリニックなどで受診の時に話しておく必要があります。

カウンセリングはうつ病に対して有効です。カウンセリングをするとすっきりしたとおっしゃる方が多いようです。しかし、カウンセリングだけではなく、平行してお薬を飲みましょう。症状が改善したら、お薬を減らせばよいのです。

死にたいとおっしゃる方は、疲れたりストレスがかかった時に、死のほうに思考が直結するパターンがあるので、精神的、肉体的に疲れ過ぎないように注意しておく必要があります。もしもそういう気持ちが起きたら、自分は現在疲れていると、感じる必要があります。予防的に精神病院に入院して、ゆっくりと骨休みするのもひとつの方法です。高齢期もあたかもエネルギーが電池切れをおこしたみたいにうつ病に陥りやすい人生の季節です。身辺のお年寄りを見守りましょう。

☆ほかにうつ病やうつ的症状には、季節性といっておもに北国の冬に起きやすいものや、月経前症候群(PMS)などがぁります。

☆雅子妃の診断名だった適応障害もうつ病に似ています。軽めのうつ病という感じです。新人が陥りやすい五月病などが適応障害の代表例とされています。

☆新型うつ⇒学名にこの名前はなく、従来の用語であれば非定形性うつ病です。遊ぶ時はうつにならず、イヤな仕事だとなるとか、働く環境の整った公務員や大企業の社員しかならないなどの報告から、わがまま病的な扱いもされていますが、症状はれっきとしたうつ病です。

○うつ病には状況を感じる力がある⇒新型うつの症例でもわかるとおり、うつには状況を感じとる力があると思います。3.11の時に、うつ病が一時的に治ったという報告を複数聞きました。あの時分には、電車を利用した自殺も少なかったようです。危機の時にはヒトは一時的に高揚するのです。もっとも大震災の一ヶ月後くらいから、自殺は増えました。戦後の復興期や戦争中の爆弾の投下があったころには、うつ病はなかったと言われています。正直うつ病どころではなかったのでしょう。このようにうつ病には、意識的ではないにせよ、どこかでうつが許される状況を感じとる力があると思います。

 

 

 

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